コミュ障だけど楽しく生きたい

ヤバいところに嫁いでしまったアラサー、頑張ります

仕事辞めたらダメ人間になった

「仕事したくないなー」 「毎日休みだったらなー」 誰もが一度は思ったことがあると思います。 毎日好きなことをして時々旅行したり美味しいもの食べたりぐーたらのんびり過ごしていたい。

結婚することが決まっていた私は逃げるように退職。と言っても結婚準備というちゃんとした理由があり周りもそれを受け入れてくれていたため円満退社できました。

朝早かったり夜遅かったり勤務時間がバラバラで生活リズムが狂いそうな毎日からやっと解放される。これからは自分の時間を有意義に使える。退職前はそう思っていました。

でも、そうはならなかった。

割と自由だった両親。二人とも定年退職済み。野菜は父が育ててくれたし料理は母が作ってくれました。掃除も洗濯も母がやっていたので、私がしたのは洗濯物を干すのと風呂の掃除くらい。結婚した後に必要になる家事の勉強は何もしなかった。

ただ寝てるか作られた料理を食べるか遊びに行くか。今思うとありえない話だけれど、あの頃は何もする気が起きなかったしやろうと思っても体が動かずできなかった。

そう、私は仕事をしていなければいけない人間だった。

自由な時間があればあるほど本能のまま楽な方へ進んでしまう。自制心が弱いと言われればそれまでですが、発達障害とも関係があるみたいです。でも、「発達障害だから」という理由で済ませるわけにはいかない。

すべてがめんどくさく感じてしまい、何もする気が起きない。寝転んだままスマホをいじって気づけば昼になる。わかっているのに行動することができない。部屋は汚くなるばかり。

そしてそんな日々に追い討ちをかけるようにハマりだしたものがあります。 深夜にやっていた「仮面ライダー芸人」を見た影響で特撮に手を出してしまった。それから仮面ライダーの動画を漁る毎日が始まりました。

ウィザードドライブカブトオーズと見て、完全に沼にはまりこんだのでした。子供向けかと思いきや大人が見ても普通に面白くて次にどんな展開になるのだろうと考えると見るのが止められない。

こんな堕落した生活がしばらく続き、ついに虚しくなる瞬間が訪れました。

「ヒーローがこんなにも頑張っているのにどうして私は毎日ぐだぐだしているんだろう」

とてつもない焦燥感。なのに何もしたくないというジレンマ。心はこんなにも焦っているのに頭の中では「大丈夫、なんとかなる」と言っているのです。

結局不安を抱えたまま嫁ぎ先へ行くことになりました。

家事はできない、しばらく人と接していないため上手く話せない、頭が働かない。こんな嫁、私が義母だったら絶対嫌だと思う。

嫁ぎ先で上手くやれているのか。 言わなくてもわかりますよね?

仕事を辞めて自分の時間を有意義に使える人と全く使えない人がいる。 使えない人は強制的にでも人と触れ合う機会を持たなければどんどんダメ人間になってしまう。

ボランティアでもワークショップでもなんでもいい。とにかく家族以外の誰かと話す。刺激がない毎日を過ごしていると脳が働かなくなり仕事を再開することになったときに確実に影響が出ます。

後悔する前に行動を。